ご挨拶
Greeting

科長 吉田忠義

当院のリハビリテーション科は、仙南地域の住民の方に入院から在宅復帰を目指して、急性期病棟、地域包括ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟のリハビリを提供しています。

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が院内の医療専門員とチームを組み、地域の医療・介護を支える専門職と連携を取りながら退院後の生活を支援していきます。

また、回復期リハビリテーション病棟に入院中の患者様には入院中、リハビリを毎日受けることができるよう「365日回復期リハビリ」を提供しています。

リハビリテーション科職員の集合写真

特徴
Features

宮城県白石市にある当院では、白石市、角田市、蔵王町、七ヶ宿町、大河原町、村田町、柴田町などの仙南地域の住民の方が受診、入院利用されています。

私たちリハビリテーション科は、理学療法士22名、作業療法士6名、言語聴覚士7名の計35名が在籍し、おもに入院中の患者様へリハビリ提供しています。

刈田綜合病院のリハビリ提供の流れ
刈田綜合病院のリハビリ提供の流れ

各病棟における
リハビリテーション職種の関わり

理学療法士 作業療法士 言語聴覚士
急性期病棟 ・脚の力をつける
・起きる
・車椅子に乗る
・脚の力をつける
・起きる
・車椅子に乗る
・食事がとれるように
・車椅子に乗る
地域包括ケア病棟 ・自宅等の生活で必要な動作練習
・立ち座り、歩くなど
・自宅等の生活で必要な動作練習
・服の着替え、家事動作など
社会生活で必要なやりとりの練習
回復期
リハビリテーション病棟
・自宅等の生活で必要な動作練習
・立ち座り、歩くなど

「地域包括ケアリハビリ」や「回復期リハビリ」は、院内の転棟による患者様のみならず、仙南地域の住民の方が病気やケガ等で他の病院に入院して、その後も生活復帰を目指すにあたり、リハビリを要する場合は、当院に転院して頂き提供しています。
このような場合、みやぎ県南中核病院や東北大学病院をはじめとして広域の病院から患者様をご紹介頂いています。



当院にご紹介頂いている病院
(リハビリ転院)

  • ・みやぎ県南中核病院
  • ・東北大学病院
  • ・東北医科薬科大学病院
  • ・広南病院
  • ・仙台医療センター など

施設基準
Facility standards

疾患別リハビリテーション料

  • 脳血管リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)

入院料

  • 急性期一般病棟入院料(Ⅱ)
  • 地域包括ケア病棟入院料(Ⅱ)
  • 回復期リハビリテーション病棟入院料(Ⅲ)

【令和7年7月現在】

当院のリハビリ環境
Service & Facilities

当院では、豊かな自然に囲まれた落ち着いた環境でリハビリを提供しています。
最大の特徴は、サッカー場約1面分の広さを誇る「リハビリガーデン」です。
四季の移ろいとともに、患者さま一人ひとりに合ったリハビリを提供していきます。

重器具 おもちゃ
歩行台 ランニング
リハビリガーデン
外観 外観



切れ目ないリハビリで確かな回復を

当院では職員の増員に伴い、これまで休んでいた土曜日の回復期リハビリの提供を2025年6月から再開致しました。
また、同年7月からは回復期リハビリテーション病棟に入院している患者様に土日祝日を問わず365日リハビリの提供を開始し、段階的な拡充を図っています。
これにより、週末や祝日を挟んでもリハビリの間隔が空くことなく、より継続的かつ効果的なリハビリが可能となりました。
患者様一人ひとりの状況に合った質の高いリハビリを提供できるよう努めてまいります。

リハビリの様子 リハビリの様子
リハビリの様子 リハビリの様子



自宅での生活をしっかりサポート

当院のリハビリテーション科では、入院中から退院後の生活を見据えたリハビリの提供を大切にしています。
その結果、昨年度は実に88・7%の割合でご自宅での生活復帰を果たされています。
「家族が待つ家に帰りたい」「自分らしい生活を続けたい」
患者様の様々な思いに寄り添いながら、医師・看護師・リハビリスタッフ・医療専門職員などがチーム一丸となって支援致します。
患者様やご家族様にとって安心できるリハビリを提供してまいります。

リハビリの様子
リハビリの様子 リハビリの様子



チームで築く実績

当院では、様々な疾患に対応したリハビリテーションを提供しております。
その中でも回復期リハビリテーションにおいては、以下の疾患に関するリハビリ提供をしています。

・脳血管疾患等
・運動器
・廃用症候群

昨年度の実績においては、脳血管疾患と運動器で9割を占め、全体としては以下のような比率となっています。

実績比率